はじめに
「評価益がどんどん減っていく…どうしよう」
これが暴落時の私のリアルな気持ちでした。
正直に言います。不安で仕方なかったです。毎日のように証券口座を開いては、含み益が溶けていくのを眺めて青くなっていました。
でも結局、売りませんでした。
理由はかっこいいものじゃありません。「ビビって売れなかった」だけです。
そして今、評価益はめちゃくちゃ回復しました。結果的に「売らなかった」は大正解でした。
この記事では、私の実体験とS&P500の歴史的データをもとに、暴落時に売ってはいけない理由と、暴落に動じない準備の仕方を解説します。
暴落時の私のリアル
評価益がみるみる減っていく画面を見て、正直こう思いました。
- 「このまま0円になるんじゃないか」
- 「早く売った方がマシなんじゃないか」
- 「みんな売ってるんじゃないか」
ニュースを見るたびに「○○年ぶりの大幅下落」「歴史的な暴落」という見出しが踊り、不安が増していきました。
でも、指が動きませんでした。
「売り注文」のボタンに指を伸ばしても、押せない。「もしかしたら明日戻るかも」「もう少し様子を見よう」と先送りし続けるうちに、結局売らずに終わったのです。
これが、ビビって売れなかった私のリアルです。
今思えば、この「ビビり」が私を救ってくれました。もし冷静に「合理的判断」をしていたら、含み損が確定損になっていたかもしれません。
暴落時に売ってはいけない3つの理由
理由①:売った瞬間に「含み損」が「確定損」になる
暴落時に売ると、含み損が確定損になります。
- 含み損:まだ取り返せる可能性がある損失
- 確定損:もう取り返せない損失
持ち続けていれば「いつか戻るかもしれない」損失が、売った瞬間に「絶対に戻ってこない」損失に変わります。これが一番もったいない決断です。
例えば100万円が60万円まで減った状態で売ると、40万円の損失が確定します。でも、売らずに持ち続けていれば、回復したときに100万円どころか150万円・200万円になる可能性すらあります。
理由②:S&P500はどんな暴落も必ず回復している
これが最大のポイントです。S&P500の歴史を見ると、過去のどんな暴落も必ず回復しています。
| 暴落イベント | 下落率 | 回復までの期間 |
|---|---|---|
| ITバブル崩壊(2000年) | 約49%下落 | 約7年で回復 |
| リーマンショック(2008年) | 約57%下落 | 約5年で回復 |
| コロナショック(2020年) | 約34%下落 | 約5ヶ月で回復 |
しかも、回復後はそれ以前の最高値を更新し、さらに上昇を続けています。
私の評価益も暴落後に大きく回復しました。あの時パニックで売っていたら、この回復の波に乗れませんでした。
理由③:人類は長期的に成長し続けている
S&P500はアメリカの優良企業500社の集合体です。Apple、Microsoft、Amazon、Googleなど、世界をリードする企業が含まれています。
短期的にはリーマンショックのような大暴落が起こりますが、人類が経済成長を続ける限り、長期的には右肩上がりになると信じています。
実際、S&P500は過去の長期データで平均年率7%程度のリターンを生み出してきました。20年・30年というスパンで見れば、途中の暴落は誤差レベルの揺らぎです。
短期で売買する人にとって暴落は地獄ですが、長期投資家にとっては通過点に過ぎないのです。
暴落は「安売りセール」だと考える
今では、暴落をこう考えられるようになりました。
「優良な資産が安く買えるチャンスだ」
普段1万円の商品が7,000円で売っていたら買いたくなりますよね。投資も同じです。暴落は世界のトップ企業500社が30%オフで買える期間です。
つみたてNISAのように毎月一定額を積み立てる「ドル・コスト平均法」では、暴落時こそ多くの口数を仕込めるタイミングになります。長期的に見れば、暴落は「敵」ではなく「味方」です。
最初はビビって売れなかった私でも、今はこう思えるようになりました。これが長期投資の本質を理解するということです。
👉 複利と長期投資の力については、こちらの記事も参考にしてください。
複利の力とは?インデックス投資で資産が雪だるま式に増える仕組み|ジャックとジルの衝撃的な話
暴落に動じないための3つの準備
暴落時に売らずに済んだのは、以下の3つの準備があったからです。
①余裕資金だけを投資する
生活費や近い将来使うお金(車の買い替え・子どもの学費など)を投資に回すと、暴落時に「現金化しないと困る」という状況になり、強制的に売らざるを得なくなります。
5年以上使う予定のないお金だけを投資に回すのが鉄則です。
②生活防衛費(3〜6ヶ月分)を手元に残す
万が一の失職や病気に備えて、生活費の3〜6ヶ月分を現金で確保しておきます。これがあると、暴落時でも「生活には困らない」と精神的に余裕が持てます。
例えば月の生活費が25万円なら、75万〜150万円を普通預金に置いておく感覚です。
③暴落と回復の歴史を知っておく
「過去のどんな暴落も必ず回復してきた」という事実を頭に入れておくだけで、不安はかなり和らぎます。リーマンショックのチャートを定期的に見るだけでも効果があります。
👉 まだ投資の準備段階の方は、こちらの記事から始めてみてください。
投資の前に家計管理が絶対必要な4つの理由|貯金ゼロから始めた私が実証
まとめ
- 暴落時に売るのは最悪の選択(含み損→確定損になる)
- 私はビビって売れなかっただけ。でもそれが正解だった
- S&P500は過去のどんな暴落(IT・リーマン・コロナ)も必ず回復してきた
- 余裕資金での投資が暴落時の精神的支えになる
- 長期投資では暴落は「安売りセール」と考える
投資を続ける上で、暴落は避けて通れません。でも、正しい知識と準備があれば、暴落は「敵」ではなく「味方」になります。
これからインデックス投資を始める方も、すでに始めていて不安を感じている方も、ぜひこの考え方を覚えておいてください。
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